大学生に塾講師より家庭教師バイトを断然おすすめする7つの理由

大学生の「アルバイト」の人気ランキングで上位の常連となっているのが、「塾講師バイト」と「家庭教師バイト」などのいわゆる「教育指導系バイト」です。特に「大学1年生」に人気があります。中学・高校時代の学習経験や受験経験をいかせることなどが「教育指導系バイト」人気の理由のようです。

「塾講師バイト」・「家庭教師バイト」はいずれも「生徒に指導する」「勉強を教える」点は同じですが、勤務環境や時給などの環境・待遇は大きく異なります。特に「塾講師バイト」の求人の大部分を占める「個別指導塾の塾講師バイト」はテレビや新聞で「ブラックバイト」の代表格として度々やり玉に挙げられるなど、問題が多いアルバイトです。ある団体の調査によりますと大学生が「ブラックバイト」として相談するアルバイトの半分以上が「個別指導塾」のアルバイトだそうです。

多くの大学生が大学に入ってすぐに(大量の求人広告を見て)個別指導塾の「塾講師バイト」をはじめます。しかし、暫くして、異常ともいえる勤務実態に気付いて、塾講師バイトをやめて家庭教師バイトに乗り換える大学生が後をたちません。

当サイトのユーザーアンケートから、多くの大学生が塾講師バイトをやめて家庭教師バイトをはじめる一方で、家庭教師をやめて塾講師をはじめる学生は少数派であることが分かっています。又、「塾講師のブラックバイト報道」で明らかになった「劣悪な勤務実態」を考えると大学生には塾講師よりも家庭教師バイトの方が断然オススメといえるでしょう。

このページでは、「大学生に塾講師よりも家庭教師バイトを断然おすすめする7つの理由」を塾講師バイトと家庭教師バイトを比較しながら説明したいと思います。

個別指導塾とは

「個別指導塾」とは「先生が複数の生徒に同じ内容を同時に指導する塾(集団塾)ではない塾」のことです。先生が1人1人の生徒に対して「個別」に指導(?)を行うのが個別指導塾のスタイルです。ここ10数年のうちに、サラリーマンが小資本で気軽に脱サラして始められるフランチャイズとしてフランチャイズ形式の個別指導塾が街中にタケノコのようにできました。

個別指導塾は「先生1対生徒複数」が主流

「個別」とありますので「家庭教師」と同様に「先生1対生徒1」のワンツーマン授業をイメージする方も多いと思いますが、必ずしも「1対1」ではありません。むしろ、「先生1対生徒複数」のケースの方が多いです。「先生1対生徒2~3」の場合が多いですが、中には「1対6~9」のように指導(?)が本当にできるのかと疑いたくなるようなケースも個別指導塾の大手ではよくあります。1コマ80分の授業で「先生1対生徒8」の場合、生徒1人当たりの時間は僅か10分ということになります。僅か10分で成績は伸びるのでしょうか?僅か10分では、「答え合わせ」をするのが精いっぱいで「指導」までは至らないと思います。

個別指導塾のバイトとは

塾講師の求人の大半を占めるのが「個別指導塾」のバイトです。その過半数を占めるのが「先生1対生徒複数」の個別指導塾です。先生は複数の生徒の横を移動しながら指導(?)していきます。先生が生徒のうちの1名をみている間は、他の生徒はプリントやテキストなどの与えられた問題を解きます。生徒が全員同じ学年であることは稀で、様々な学年の生徒を同時に指導(?)します。

塾講師より家庭教師バイトをおすすめする理由1:仕事の選択

契約形態は家庭教師・塾ともに「業務委託」もしくは「雇用」という形をとっています。「家庭教師」と「塾講師」の大きな違いは、「家庭教師」は「登録制のバイト」で複数の家庭教師会社に登録して案件(生徒さん)ごとに派遣元が異なるのが一般的なのに対して、塾講師は(他塾でのバイト禁止なので)その塾でしか働けないことです。家庭教師の場合、(当サイトの一括登録サービスなどで)複数社に登録すると、様々な案件(生徒さん)が各社からメールなどで紹介されますので、待遇や内容を比較して仕事を選ぶことができます。一方、塾の場合はシフト制のバイトなので(指導可能科目などは考慮されますが)待遇などを比較して生徒さんを選ぶことはできません。

塾講師より家庭教師バイトをおすすめする理由2:コマ給+サービス残業

新聞やテレビなどのメディアで度々報道されている「塾講師のブラックバイト問題」でご存知の方も多いと思いますが、塾講師バイト(特に個別指導塾)の問題点の1位・2位に挙げられるのが「コマ給」と「サービス残業」という塾講師バイトならではの勤務形態です。契約形態は「業務委託」だったり「雇用」だったりと塾によって異なりますが、多くの個別指導塾が、給与・報酬の支払対象を「授業の指導時間(コマ数)」だけにしています。いわゆる「コマ給」です。

「生徒の保護者宛に書く指導報告のレポート」を書く時間や、各生徒さんの指導の準備・予習をする時間はコマに入りませんので、募集・応募時給が1200円だとしても実質時給は500円~800円ということはよくあることです。塾の中には教室の掃除などもアルバイトの人に無給で行わせている塾もあるようです。個別指導塾でも「先生1対生徒1」であれば準備やレポートを書く時間も限られますが、複数名同時指導、特に5名以上などの場合は授業時間の倍以上の拘束時間となることもしばしばです。家庭教師バイトの場合は原則として生徒は1名ですので「サービス残業」は発生しにくいと考えられます。

塾講師より家庭教師バイトをおすすめする理由3:シフト強要

「塾講師のブラックバイト報道」以降、多くの大学生にその実態が知られることになり、多くの塾(特に個別指導塾)では慢性的な「人不足」となっています。その為、コンビニや飲食店のバイト以上に「シフトに入る」ことを教室責任者がアルバイトの人に強要してきます。家庭教師の場合、「大学の試験期間中などは授業を休みにしてもらい後日振替する」のような事は比較的容易にできますが、塾講師の場合は決められたシフトに入らないことは難しいです。

塾講師より家庭教師バイトをおすすめする理由4:夏期講習強要

塾にとって最も重要な稼ぎ時は「夏休み」です。普段の時期は平日の夕方以降もしくは土日にしか授業を行うことができませんが、小中高校生の夏休み期間中は1か月以上の期間、連日朝から晩まで授業を組み、教室をフル稼働することができます。問題となるのが「先生の確保」です。夏期講習だけの先生を求人サイトなどで募集するのは現実的ではありませんので、普段働いている先生が「フル稼働」することなります。夏休み前半は大学のテスト期間と重なりますし、多くの大学生が大学の長期休講期間は実家への帰省やインターンシップを入れますが、塾講師をしているとそれも叶いません。一方、家庭教師バイトの場合は原則として「夏期講習」的なものはありませんし、振替や代理の先生を立ててもらう(派遣会社利用の場合)ことも可能ですので、充実した「夏休み」を送ることが可能となります。

塾講師より家庭教師バイトをおすすめする理由5:生徒に対する勧誘

「夏期講習」が塾にとって大きな収益源となっていることは前述しましたが、多くの塾では担当する生徒の「夏期講習」への参加の勧誘を先生に行わせているようです。中にはノルマがある塾さえあります。家庭教師バイトの場合はそのような勧誘業務は仕事内容に入っていません。

塾講師より家庭教師バイトをおすすめする理由6:給与(時給・月給)

塾講師の求人サイトなどでは塾講師バイトを「高時給バイト」であると紹介していることが多いようですが、本当に「高時給・高収入」なのでしょうか?塾講師のメインである個別指導塾の場合、平均時給相場は1000円~1200円程度で、しかも前述のとおり「コマ給問題」「サービス残業問題」がありますので実質時給は500円~800円程度で他のバイトより安くなっています。肉体的な負担が少ないので「低時給・低収入でも構わない」という方もいると思いますが、高時給・高収入をあてにしてバイトを始めると意外と稼げないことにすぐに気づくことになるでしょう。家庭教師バイトの場合、学歴や指導経験などで異なってきますが、稼働時給の平均値は時給1700円程度となっています。もっとも、塾と違って家庭教師は生徒宅での指導となりますので、あまり移動時間がかかる案件は引き受けないことをおすすめします。

塾講師より家庭教師バイトをおすすめする理由7:やりがい

多くの個別指導塾でも担当制となっていますので、一定の「やりがい」は感じられますが、家庭教師バイトのように「完全マンツーマン」ではありませんのでその「やりがい」は限定されます。当サイトのアンケートによりますと、「家庭教師バイトを続ける理由」として「生徒の成績が上がった時や生徒が受験に合格した時の他では味わえない達成感ややりがい」を多くの方が挙げています。

家庭教師のバイトの問題点

ここまで、「塾講師バイト」に比べて「家庭教師バイト」をおススメする7つの理由を書いてきましたが、家庭教師のバイトにも下記のような問題がありますので、家庭教師バイトを探す場合は以下の点に注意して下さい。

家庭教師バイトの問題点1:高額教材販売業者の存在

家庭教師の先生を生徒に紹介する際に総額数十万円の超高額教材を「抱き合わせ販売」する業者があります。主に全国に数グループ存在しますが、全国で多数の法人・屋号で展開していますので、数だけでいえば、家庭教師紹介業者の約半分が「高額教材系」となっています。中には講師に「無料体験授業+販売行為」を行わせている業者もあります。法的にもグレーで、度々全国の自治体が注意喚起している「悪徳商法」ですので大学生の方は、このような業者には関わらないことをおすすめします。ちなみに「高額教材系」の稼働時給の平均は、一般の家庭教師派遣会社よりもやや高く1800円~2000円程度となっていますが、高時給につられてうっかり登録しないように気を付けましょう。

家庭教師バイトをはじめる場合は、「教材を販売していない会社」に登録することを強くおすすめします。ちなみに各社のホームページを見比べても(素人の方には)「教材を売っているか否か」の見極めは困難です。当サイトの「家庭教師センターのバイト求人情報」のコーナーでは、教材系会社は一切掲載していませんので、ぜひご利用下さい。

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家庭教師バイトの問題点2:なかなか生徒が見つからない

塾講師は「採用=指導開始」となるケースが多いですが、家庭教師の場合は「登録制」ですので、お仕事の紹介が約束されているわけではありません。家庭教師会社各社のHPを見ても「採用率25%の厳選講師陣」などの文言が並んでいますように、登録して(1件目の)仕事の紹介を受ける確率は(学歴などにもよりますが)2~3割前後となっています。1件目の仕事を真面目にこなせば、2件目・3件目の紹介は比較的すぐに行われますが、最初の1件目の紹介は最寄り駅・競合など複数要素次第となります。

そのため、家庭教師会社に登録する際は多くの大学生が4~5社程度に同時登録するのが一般的となっています。当サイトから、紹介案件数の多い家庭教師会社各社に同時一括登録できますので是非ご活用下さい。(もちろん、教材販売系の家庭教師センターは一切掲載していません)

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以上が、「大学生には塾講師より家庭教師バイトを断然おすすめする7つの理由」の記事でした。大学生の皆様のアルバイト探しの参考になれば幸いです。ご閲覧有難うございました。

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